こんにちは。
圧縮袋を購入されたお客様からの問い合わせで「最初はしっかりと圧縮できていたのにどこからか空気が入って膨らんでしまった。」ということがあります。
原因は大きく分けて3つ。
全てのパターンに当てはまる訳ではありませんが、圧縮袋に空気が入って膨らんでしまう原因と、対策についてまとめました。
圧縮袋に空気が入ってしまう原因
基本的に圧縮袋は密封して使用する商品です。
空気が入ってしまうということはどこかに空気の通り穴があります。
空気の通り穴として考えられるのは以下の3箇所です。
- チャック
- フィルム
- バルブ
それぞれについて記載します。
チャック→締めが甘い
チャックはスライダーを指で挟んで圧縮袋の端から端までゆっくり閉めます。
その後に指でパチパチとしっかり抑えながら閉まっているか確認してください。
すき間があると空気が入ってしまいますのでここは丁寧に確認しましょう。
フィルム→破れ、ピンホール
フィルムの破れ、ピンホールにもご注意ください。
ピンホールとは目には見えない極小の穴のことです。
なぜピンホールが発生してしまうのでしょうか?
布団や衣類を圧縮袋に入れて圧縮してみると、容量が小さくなったので重さも軽くなったと思いがちですが、空気を抜いただけなので重さはほぼ変わらないんです。
思ったよりも重量があった場合、収納場所に入れるためについ引きずってしまうこともあるかもしれません。
これが実はNG行動なんです。
フィルムが引きずられることで破れてしまったり目に見えない小さな穴(ピンホール)が生じてしまう原因となります。
そのわずかなキズから空気が入ってしまう。
せっかく圧縮してすっきりしたのに悲しいですよね。
引きずるのではなく持ち上げるを意識してくださいね。
バルブの初期不良
簡単に空気を抜くために多くの圧縮袋にはバルブを取り付けてあります。
ごくまれにバルブ内の逆流防止弁に不具合がある場合に空気もれの可能性があります。
しかし、この原因での不具合はここ数年間なく、チャックとフィルムが空気漏れ原因の大半を占めています。
膨らむタイミングによる原因の違い
すぐに膨らんでくる場合(圧縮直後~1時間以内)
原因の可能性は
- チャックの閉じムラ
- フィルムの破れ(目に見える大きさ)
1日~7日ぐらいで膨らんでくる場合
原因の可能性は
- フィルムのピンホール(目には見えない極小の穴)
- チャックの閉じムラ(わずかな隙間)
まとめ
圧縮袋の空気もれの原因のほとんどが「チャック」「フィルム」が原因と考えられます。
圧縮時の取り扱いに少し気を付けることで改善される可能性があります。
- チャックはしっかり閉まっているか確認する
- 圧縮した後は持ち上げる(引きずらない)
意識してみてくださいね。